一ヶ月限定サラリーマン
4月の一か月だけ、アルバイトとして仕事をした。
昨年7月にも一か月働いた職場から、再び声をかけてもらったので、今回も行ってみた。
さて、仕事の内容そのものよりも、今回強く感じたのは「働き方の変化」やった。
定年退職した8年前と比べると、ずいぶん様子が変わっている。
昨年7月の時点でも Microsoft Teams は使われていたが、今回は社員と同じ業務フローの中で動いたため、その変化をより実感したのかもしれない。
日々のルーティン
朝出社すると、まずは以下の流れで一日が始まる。
勤報に出社時刻を登録
Teamsで業務開始チェック
部門別の朝礼(Teams上で実施)
業務開始
グループ別朝礼(Teams上で実施)
業務再開
仕事中に確認事項があれば、基本はTeamsでやり取りする。
投稿はひっきりなしに流れてきて、必要なものにはマークや返信が求められる。
正直なところ――
あのポップアップは、なかなかにうっとうしい。
静かなオフィスの違和感
オフィス自体は静かやのに、ヘッドセットをつけて話している人が多く、
あちこちで声が聞こえる。
これがなんとも言えん違和感で、
「独り言が飛び交ってる空間」みたいに感じることもあった。
自分が現役の頃はまだメール中心やったから、
この“常に呼びかけられている感じ”には最後まで慣れきれなかった。
管理の仕方も変わった
今回関わったプロジェクトでは、管理者は主にTeams上で人と仕事を管理していた。
出社かリモートかをプロフィールで共有
勤怠もTeamsで管理
会議は録画+自動文字起こし
深夜や休日の投稿は予約送信
便利ではあるが、その分チェックポイントも多く、
細かく記録していく必要がある。
まぁ、この辺は慣れの問題やろう。
便利さも確かにある、もちろん良い点も多い。
特に画面共有しながらのやり取りは分かりやすく、
離れた場所で働く人との連携は非常にスムーズやった。
在宅勤務のメンバーも7割ほどいたが、
業務は問題なく回っていた。
それでも思うこと
同じフロアにいるのにチャットで会話するのは、
「直接行けばええやん」と思う場面もあった。
それでも、今の働き方ではそれが普通なんやろう。
しかし、見ていて感じたのは、管理する側の負担の大きさやった。
おそらく管理者は、ほとんどのチャットに目を通している。
一見すると効率的に見えるこの仕組みも、実際には常に情報を追い続ける必要があり、
これはこれでなかなか大変そうや。
また、担当者側もあちこちに気を配りながら対応しており、
業務そのもの以上に、コミュニケーションに神経を使っている印象を受けた。
便利さと引き換えに、目に見えにくい精神的な負担が増えているのかもしれない。
これからの働き方
今回の仕事を通じて思ったのは、
働き方はこれからもどんどん変わっていくんやろうな、ということ。
10年後には、また全く違う風景になっているかもしれない。
――もっとも、自分がそれを体験することはないかもしれんけど。
それでも、想像するだけでなかなか興味深いもんや。
AIが管理する時代へ
10年後を想像するとき、ふと気になることがある
今はTeamsの通知が人間に届くが、やがてAIがその通知を選別して、
「あなたにはこの情報は不要です」と判断する時代が来るかもしれない。
便利といえば便利やが、 「自分が知らないことを、知らないまま置かれる」という状況は
なかなか怖いもんがある。
しかも、なぜ自分にその通知が来なかったのかすら気づけない。
昔は上司が情報を握って部下に小出しにするという構図があったが、 それがAIというシステムに置き換わるだけ、という未来も十分ありえる。
もっとも、今のTeamsの通知の洪水も別の意味で問題で、 「早退しました」「分かりました」のスタンプひとつひとつが 全員に通知として飛んでくる。
誰も得していない情報が、絶えず仕事の流れを遮断していく。
この辺をAIがうまく整理してくれるなら、それは素直にありがたい話やけど。